タグ: ヤチダモ|記事一覧

樹種名称所在地幹囲
ヤチダモ 美岬のヤチダモ 北海道網走市美岬 6.6m
ヤチダモ 開拓記念木(ヤチダモ) 北海道上川郡剣淵町市街地本町 4.8m
ヤチダモ 稲垣の一本タモ 青森県つがる市稲垣町豊川 7.6m
ヤチダモ 新堀八幡のタモ 秋田県大仙市大曲西根新堀 5.6m
ヤチダモ 飯豊山のヤチダモ 山形県西置賜郡小国町小玉川 4.65m
ヤチダモ 夢見平遊歩道のヤチダモ 新潟県妙高市杉野沢 5.5m

◇ ヤチダモ (谷地梻、学名:Fraxinus mandshurica)
◎ 分 類 モクセイ科トネリコ属 広葉樹・落葉高木
◎ 特 徴 山地の谷川沿いや湿地などに生え、高さ20~30m、直径1.5mになる。樹皮は灰白色。枝は太くて無毛。シオジに似ているが、シオジの冬芽が黒褐色なのに対し、ヤチダモは濃褐色。葉は長さ約40cmの奇数羽状複葉で、葉柄の基部がふくらむ。小葉は3~5対あり、長さ6~15cmの長楕円形で先はとがり、ふちには細鋸歯がある。5月頃、前年枝の落葉した葉の腋芽から円錐花序をだし、花冠のない小さな花を多数つける。雌雄異株。翼果は長さ2.5~3.5cmの広倒披針形。材は硬く、加工しやすいのでタモと呼ばれて広く利用されている。
◎ 分 布 北海道、本州(岐阜県以北)
◎ 用 途 建築・器具・車両・船舶材
( 引用 : 「日本の樹木」 山と渓谷社 1985 )