◇　ケヤキ　（欅・ツキ・槻　学名：Zelkova serrata）
◎ 分 類 ニレ科ケヤキ属　広葉樹・落葉高木
◎ 特 徴 日本の代表的な広葉樹。山野に自生するほか、庭木、公園樹、街路樹として植えられている。文学や歌などにもよく登場する。木目が美しいうえに狂いがほとんどなく、湿気にもよく耐え、保存性が高いので用途が広い。特に社寺建築、臼、盆、漆器などに賞用される。普通高さ２０ｍ～２５ｍになるが、高さ５０ｍ、直径５ｍに達する巨木もある。樹皮は灰褐色で、老木になると鱗片状にはれあがる。樹冠は扇をなかば開いたような円形状になる。枝は暗褐色で細くて屈曲し、細かい白色の軟毛がある。花は４～５月に開く。果実は長さ４～５ｍｍの平たいゆがんだ球形で、稜（そば）があってかたい。１０月頃暗褐色に熟す。
◎ 分 布 本州、四国、九州
◎ 用 途 庭木、公園・街路・防風樹、建築・器具・楽器・彫刻材
（ 引用 ：　「日本の樹木」　山と渓谷社 1985 ）