1. 国税と地方税から見た消費税 消費税は国税部分が4%、地方税部分が1%で合わせて5%と なっています。 正式な用語としては国税部分を「消費税」、地方税部分を「地 方消費税」と呼びます。 消費税と地方消費税は同一の申告用紙を用いて、国税(4%) をまず算出し、その25%を地方税(1%)として計算し、そ れらを合算して「消費税」として申告します。 なお、地方消費税は道府県民税に含まれます。 2. 直接税と間接税から見た消費税 消費税の負担者は最終的には、一般消費者です。しかし税務署 に納付するのは事業者です。事業者は消費者から預かった消費 税を消費者に代わって納付しています。 このように納付者と負担者が異なる税金を間接税といい、所得 税や法人税のように自ら負担し、かつ、納付する税金を直接税 と呼んでいます。