1.消耗品費 使用することにより物的に消耗する物品の購入費をいいます。 具体例 パソコン、ソフトウェア、パソコン関連用品 テーブル、椅子、書棚、照明器具 工場内で使用する工具、油、各種資材等の消耗品 2.消耗品費と固定資産の関係 以下のものは固定資産(工具・器具備品等)として減価償却の対象となります。 1個又は1組当たりの金額が10万円以上のもの 又は 使用可能期間が1年を超えるもの 10万円の金額基準に消費税を含めるかついては経理方法によって異なります。 ⅰ) 税込経理の場合→税込価額で判定 ⅱ) 税抜経理の場合→税抜価額で判定 3.消耗品費と関連経費との関係 上記の定義からわかるとおり消耗品費は有形物購入費のほとんどについて当てはまりま す。そこで管理目的をはっきりさせるため消耗品費以外の科目を設定し、事業又は会社の 実態に即した科目体系を造る必要があります。 (1) 筆記具、ノート等の文房具、納品書等の購入・印刷代金等→事務用品費 (2) 工場内で使用する工具、油、各種資材等→消耗工具備品費又は工場消耗品費 (3) 従業員の福利厚生のためのティッシュ、洗剤等→福利厚生費 (4) ガソリン代、灯油代等→燃料費又は車両費 (5) 新聞、雑誌、書籍等→新聞図書費